遅ればせながら、あけましておめでとうございます。サンライフホテル2・3 フロントのCです。
新年を迎え既に10日近くが経とうとしておりますが、皆さま正月はいかがお過ごしでしたでしょうか、私は寝正月でした。
さて、少々地元的なお話にはなってしまいますが、皆さまは三社参りという言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
三社参りとは、読んで字のごとく、三つの神社を詣でることを指します。
肝心なことは、その土地に住んでいると気づきにくいことではありますが、この風習が地域に根付いた風習であり、どこでも行われているものではないということです。
今回は福岡に根付いた、その三社参りの風習に則り、当館より移動可能な三社を例としてご案内したいと思います。
まずは、当館より徒歩にして15分ほど、博多祇園山笠が奉納される場所としても有名な櫛田神社です。博多駅前から出ている100円バスのルートにもあり、気軽に行ける場所としてもお勧めです。同じく、その近隣にある川端商店街の川端ぜんざいの匂いが食欲をそそります。
また、同じ100円バスのルート上にもある、住吉神社。こちらも同じく徒歩にして15分ほどで行ける程度の距離にございます。たくさんある住吉神社の中でも、日本三大住吉の一つにあたるのが、こちらの「すみよしさん」でございます。近隣には池泉回遊式の日本庭園である楽水園もあり、日本の文化香る地となっております。
最後に挙げるのは、距離は少々遠くなりますが、誰でも一度は耳にしたことがあるであろう、太宰府天満宮です。
以前は博多駅より地下鉄・電車と乗り継ぎが必要でしたが、今では博多駅近くにありますバスターミナルより、大宰府行きのバスが運行するようになり、選択の幅が広がりました。
こちらは、菅原道真(すがわらみちざね)公の御墓所の上に社殿を造営して、その神霊を御奉祀する神社で、「学問の神」「至誠の神」として世の崇敬を集めています。
また、天神さまの聖廟の地と称えられて年間約800万人の参拝があり、日本全国より尊崇を集めています。
……いかがでしたでしょうか。
ちなみに、私の実家では三社参りは、同じ県内でも宗像大社・宮地嶽神社・家の近くのどこかの神社の三社でした。
家庭によって、またはその時の気分によって詣でる三社が変わったりするところも、三社参りの面白いところの一つでもあると私は考えています。
慣れない風習事ではあるかもしれませんが、ご来福の折には三社参りを行ってみるのも一興ではないでしょうか。