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冬のおとなミュージアム

2016.12.15

こんにちは。サンライフホテル2・3 フロントのCです。

早速ではありますが、今回で3回目の開催となる「冬のおとなミュージアム」。3つの美術館・博物館による連携共同企画ですが、今年は各館の所蔵品を通して、見る者を、現実を超えた世界へといざないます。
そして、その中でも福岡市博物館のテーマ「見えないものを見る」について、軽くではありますが、ご案内させていただきたいと思います。

それは見えないけれど、確かにそこにいる。
例えば、伊藤若冲の「付喪神図(つくもがみず)」。付喪神とは、日本の民間信仰に見られる考えで、古くなった道具や自然物に霊魂などが宿るとされているものです。この絵は、茶道具や楽器の琵琶を思わせる形をしたものが神と化し、ユーモラスな姿で描かれています。
似たようなものでアイヌ信仰や、東南アジアのアニミズムを想起させる方もいらっしゃるかもしれません。
また、例としてはあまり良くはなく、途端に俗世的なものにはなりますが、お月見における団子。中秋の名月に供えられるものではありますが、昔から特に雨の長引きやすいこの季節は雨が降って月が隠れても、昔の人は、団子を雲の上の名月に見立ててお月見を楽しんだという説もあります。
見えないものを見る、という意味では、昔の人々は実物より想像の方が何倍も大きく、何倍も美しいことを、経験から知っていたのでしょうか。

話が逸れてしまいましたが、福岡市博物館では、約20件の絵画や民俗資料などを展示します。先達から脈々と伝えられてきた「形のないものを可視化する」ことの意味について考えてみませんか。

期間:12月20日~来年2月19日 午前9時半~午後5時半
最寄り地下鉄駅:西新駅より徒歩15分
休日:月曜日、12月28日~1月4日

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