おはようございます!こんにちは!こんばんは!
フロントスタッフのMでございます。
日々秋が深まり、衣服の調節が難しくなってきましたね。ただ美味しいもの巷に溢れるようになり、サンマに栗に新米と毎日の夕食が楽しみで仕方ありません(笑)皆様は如何お過ごしでしょうか?
さて、当ホテルがある博多という町は大変古く、その歴史は古代に遡る事が出来ます。その語源の一説には、「土地博(ひろ)く人・物産多し」とあり、今も昔も海外貿易や渡来・渡航の拠点であった事が、名前から偲ばれます。そんな古くていつも新しい(?)町にある、当ホテル。その中でも、一際由緒ある史跡をご紹介いたします。
それが、御供所町にある「東長寺」!
まず、御供所町とは博多駅から徒歩で約10分の距離(祇園駅から出て1分)にある福岡藩の寺町で、貴重な建築物から戦国武将や幕末の志士、近代日本の政治家・思想家の墓が多くあります。
その御供所町で、一際目立つのが東長寺。博多駅より大博通りを約10分。綺麗な寺壁と五重塔が目印です。
この東長寺は、806年に弘法大師が唐での修業ののち帰国し、博多滞在の折に密教東漸を祈願して建立したと伝えられます。その後、戦国時代になって消失しますが、福岡藩2代藩主である黒田忠之公が再興し、現代では九州八十八カ所第一番霊場となっています。
ここで、まず目を引くのは墓所入口すぐにある六角堂です。これは江戸時代に太田万歳楼が建てたもので、扉には聖福寺の僧仙厓和尚を始めとした有名人の自筆書画が刻まれてあります。
さらに奥にある、黒田忠之公の墓もとても大きなものです。
その忠之公は、黒田長政公の嫡男で「黒田騒動」で有名な人物。戦国の気風が色濃く残る黒田家を改革し、文治政治による近世的な福岡藩を作り上げました。
Mは旅行がてら、多くの偉人の墓を見てきましたが、この大きさは中々ありません。墓の前には、忠之公の死に殉じた武士のお墓も並んでおります。
また、東長寺は崇福寺と並ぶ黒田家の菩提寺でして、忠之公の子である3代藩主の光之公や、8代藩主の治高公のお墓もあります。
※3代藩主光之公のお墓
※8代藩主治高公のお墓
個人的に、3代藩主の光之公は馴染みがありますね。生誕地の早良区橋本は学生時代によく通っていた場所。なので、ここに来ると、ついつい手を合わせてしまいます。
※3代藩主の光之公の生誕地(橋本八幡宮)
そして!東長寺で外せないのは、大仏殿!
その大きさは、木造で坐像の大仏では日本一だとか。
しかも、この大仏様は「中」に入れるのです(笑)恐れ多くて写真には残しておりませんが、是非見て欲しいと思っております。
東長寺は、当ホテルから歩いて15分~20分ほどの距離にあります。
当ホテル滞在中、ちょっとした散歩・散策に如何でしょうか?
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
◆ 東長寺
電話:092-291-4459
住所:福岡市博多区御供所町2-4
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■