こんにちは。サンライフホテル2・3 フロントのCです。
今回は、9月7日~10月22日に福岡市博物館で開催予定の、「よみがえれ!鴻臚館」について、ご案内いたします。
鴻臚館は、飛鳥から平安時代にかけて、外交や交易の窓口として迎賓館のような役割を果たしていました。平安京(京都)、難波(大阪)、筑紫(福岡)の3か所に設けられ、その全容が分かっているのは、福岡だけです。
約400年の間、海外からの使節や商人の他、遣唐使や最澄、空海、円珍といった、多くの歴史上の人物がここを行き交いました。
また、大陸から日本に渡ってきた唐物と呼ばれる舶来品の多くは、ここから国内に広まります。唐物は、当時の人々の憧れであり、日本文化の形成にも大きく影響しました。
こちらの展示会では、これまでの発掘調査の成果とともに関連する歴史資料や美術品を一堂に集め、鴻臚館をさまざまな角度から紹介します。
例えば、滋賀県大津市の園城寺に所蔵されている、鴻臚館が舞台の国宝「唐人送別詩竝尺牘(ならびにせきとく)」は、全18通を一挙に公開し、その内容から見えてくる鴻臚館の歴史をひも解きます。また、遣唐使を描いた絵巻物や源氏物語絵などを通じて鴻臚館の歴史を紹介します。
まだまだ残暑が厳しいこの季節、涼しい博物館へ行って芸術に触れてみるのはいかがでしょうか。
福岡市博物館へは、当館より正面にございます博多駅地下鉄、もしくは博多駅博多口より見えますバスターミナルより向かうことが可能でございます。
場所:早良区百道浜三丁目 特別展示室
TEL:092-845-5011
開館時間:午前9時半~午後5時半(入館は5時まで)
休館;月曜日 ※祝日の場合は翌平日
料金:一般1200円、高大生800円、中学生以下無料